会長挨拶

東京都仏教連合会会長にご推挙をいただき、二年目を迎えました本年は、昨年の皇室皇位継承により年号が替り、国際的な大イベント東京オリンピックが7・8月に開催される、輝かしい年を首都東京は迎えることでした。
しかし、春先からの思いもかけない世界的なコロナウィルスによる疫病の流行が起こり、わが国もその禍を避けることが出来ずに今日に至っており、当連合会においても総会、研修会、諸行事が開催出来ずになっております。
いつの時にか必ず起こりうる苦悩ではあり、自然災害なども重なり合う状況などが、歴史上には幾度となく起こった記録があります。 その様な時、社会の不安は今日では考えられないほどの混乱であったことではなかったのではないでしょうか。流言飛語、まやかし、便乗した争いなどが横行し、不安を駆り立てたことでしょう。
先達の諸師は、この苦難を民衆と共に、祈願し、念じて乗り越えてこられたことでありましょう。私たちは、その歴史的に積み重ねられた、教えに従い、どのような時でも行ずるものは、きちんと修する姿勢を示すべきだと思っておりますし、仏縁を深める良い機会ととらえてはと思っております。
お目にかかります機会がございませんが、ご尊師皆様のご健勝を心より祈念申し上げご挨拶とさせていただきます。


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