会長挨拶

東京都仏教連合会会長にご推挙いただきました、浅草寺貫首の田中昭德でございます。この度、浅学菲才の身に、あり余る大役を仰せつかり、大変恐縮しております。 数年に及ぶコロナ禍も、ようやく終息に向かっております。日本各地は申すに及ばず、世界各国から大勢の方が、東京に観光に訪れております。今こそ、私たち都内の仏教諸派が力を合わせ、仏様・お祖師様のみ教えの素晴らしさ、かけがえのなさを伝えていくことが大切であろうと思います。 また昨今のAI(エーアイ)の発達により、さまざまな情報が引き出せるようになりました。一方で、機械的に生み出されていく情報の海のなかで、私たち人間の感情さえ、インターネットやコンピューターに支配されてしまいそうな危惧を私は強く感じております。 仏様・お祖師様に寄り添っていただき暖かなお心を持つこと、あるいは慈悲の心をもって他の方に接することの大切さが、情報化社会の現代において、特に貴重であると存じます。 諸大徳の皆様各位のご指導ご鞭撻を賜り、二年間の任期を務めさせていただきたく存じます。


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